仕事

子供4人を育てる私がキャリアアップしながらフルタイムで働くために選んだ仕事とは!

子供がたくさんいたら「仕事=子供の為のお金を稼ぐもの」と考えてしまいますよね。

でも本当は仕事でだって活躍したい!もっと社会の為に働きたい!

と本当は思っている方も多いのではないでしょうか。

今回子供を4人育てながら週1回のパートから正社員になった筆者が「子供を育てながらキャリアアップしていった仕事」についてお話ししたいと思います。

私がフルタイムで働く為に選んだ仕事とは

ずばり、介護職です。

もともとは歯科衛生士として歯医者で働いていた私ですが、歯科衛生士というのはその場にいて初めてお金が発生する職種のため、簡単に休むことが出来ないのです。

その為、歯科衛生士で正社員というのは圧倒的に「子供のいない人」が多いです。

また専門職という仕事柄、福利厚生のない一般歯科がとても多い。

ボーナスがない、有給を使えない、なんていう歯科医院はいまだにたくさんあるのではないでしょうか。

子供を育てながら正社員になった私の体験談

第一子妊娠中に仕事を辞めてしまった私は子供が1歳になり幼稚園探しをはじめました。その中でネイティブな先生が常在していたりと幼児教育に特化している保育園が近所にあることが分かりその保育園がとても気に入り、保育園に入れる為に就活をします。

保育条件を満たすようパートすると週4日以上。そうすると自然と夫の扶養はあっという間に抜けてしまい、高額になる保育料・保険料をフォローする為に2つのパートを掛け持ちするようになります。

気が付くと連勤が続き、少しずつ体調を崩すようになります。

どちらの職場にも事情を話すとどちらの職場でも正社員のお話しをいただきました。

しかし歯科医院の方は終了就業時間が19時。介護職の方はデイサービスなので17時まで。その他の福利厚生でも圧倒的に介護の方が条件がよく、介護職の方で正社員として働くようになりました。

子供がいて長く働くために必要な条件は

子供がいて長く働くことを考えた時に私はいくつかの条件が必要だと考えました。

福利厚生がきちんとしていること

有給休暇や介護休暇が規定通り取れること。社会保険の加入があるか、社員検診はあるかなど、必要な保証があるかどうかは大切なポイントになってきます。

子供や親の看病が必要になり数ヶ月お休みをいただく事になった時は、保証があったおかげで本当に助かりました。

時間になったら終わること

時間になったら終わる。これは意外と難しく、就業時間内に仕事を終わらせて帰宅できる仕事かどうかは事前によく調べました。

以前働いていた歯科医院は託児所があることに魅力を感じ就業していたのですが、病院併設の託児所は24時間経営しており暗黙の了解で長時間の残業をさせられました。

22時に子供を連れて電車に乗っていると知らない方に「こんな時間に小さい子供を連れて歩いたら虐待だ!」と怒鳴られたこともあり、やはり子供に合わせた生活をするべきだと思いました。

自分がいなくても代わりがきくこと

「もし自分が急な欠勤になっても仕事が中断するような事態にならないかどうか」よく考えて探しました。

歯科衛生士時代は子供の発熱などで保育園から呼び出しがあると休み中のスタッフに電話して代理を見つけるまでは退社できませんでした。

お休みに来て頂くのは本当に心苦しかったのと、自分もいつ連絡があるか分からなかったので予定を組むことが出来ませんでした。

今の職場は私がいなくても問題がないように人員配置してくれているのですぐに退所できます。

ステップアップが出来ること

せっかく働くのなら、資格が取れたり、正社員になれたり、ステップアップできる仕事を探すと長く働けられると思います。

介護の仕事は60代や70代で始める方も多く、経験を重ねることで「介護支援専門員」や「介護福祉士」などの資格に挑戦できます。

現場で長く働きたい方も、いずれ経営に携わりたい方も年齢に関係なくステップアップできます。

また会社によっては資格所得のために助成金制度があったり、資格をとると給料が上がるなどの福利厚生が設定してあるところも多くあります。

やったことのない仕事でも、やってみよう!

せっかく良い条件の求人を見つけても「今までの職種と全く違う仕事」をするというのはとても勇気のいることですよね。

私の働く介護施設はもともと歯科医師が作った施設なので、介護施設に歯科衛生士がいるというのはまだ珍しい方かもしれません。

実際の現場では口腔関係の加算(利用者様からお金を頂くこと)は看護師でも可能なため、適切なお口の清掃やリハビリがされていることがあまりなく、専門知識のある歯科衛生士はとても重宝されています。

しかし周りにいくら「福利厚生がとてもきちんとしているよ」とか「ほとんど残業なく帰宅できるよ」と伝えても「知らない業種は不安だ」と言われてしまうのです。

ぜひ介護職を!と言っているわけではありません。

もし「子供がたくさんいるからフルタイムで働くなんて出来ないよね」と思っている方は自分の経験だけに頼らず「自分の条件と合う仕事」から探してみると良いかもしれませんね。