子育て

貧乏子沢山という言葉は本当?世帯年収・学歴と子供の人数との関係は?

「貧乏子沢山」という言葉は昔からありますよね。

実際にTVを見ていても「そんなに子供産んで大丈夫かな?」と心配になってしまう大家族もいたりします。だからと言って「お金持ちの子沢山」もそんなに見かけないような・・

現代において本当に「子沢山は貧乏なのか」総務省の調査をもとに年収・学歴で調べてみました!

貧乏子沢山は本当か

 

https://president.jp/articles/-/23753?page=2

2012年の総務省による夫婦年収と子供の人数を元に分析された表になります。

  • 年収300万円の夫婦

子供一人がやっと過半数を超えます。300万以下では子供をもつ夫婦は圧倒的に少ないという統計結果でした。

  • 年収500万円の夫婦

「子供が二人」の夫婦が「子供が一人」の比率を上回ります。その後は夫婦の年収が1250万円までは夫婦の年収が上がるにつれて子供の数は増える傾向にありました!

ここで分かるのは「貧乏子沢山」どころか、高収入の世帯が子供をたくさん産んでいると言えます。

つまり「貧乏子沢山」という言葉は本当ではなかったのです!

母親の最終学歴と出生率の関係

アメリカの独立研究機関「East-West-Center」(ハワイ)の人口健康研究部シニア研究員及びコーディネーターなどによる日本の1966年から2000年までの学歴と出生率に関する調査によると、母親の最終学歴が中卒・高卒・大卒とあがるにつれ、子供の数は少なくなっています。

母親の学歴が高いほど子供を複数持たないという研究結果になります。

つまり「貧乏子沢山」ではなく「低学歴の子沢山」

というととても聞こえが悪くなってしまいますが・・・私も夫も子沢山の家庭に生まれていますがどちらも職人や専門職の多い家系なのです。この結果を見て思うのは「社会に早く出るのが初産が早いと2人目・3人目と生まれやすいのでは」と推測しました。

富裕層の子供の人数は?

そうなると気になるのは富裕層の子供の人数。

年収1250万台までは収入増の応じて子供の数が増えていき「子供が2人以上」の比率は50%に達します。

しかしそれ以降は収入の応じて子供の数は少なくなり、1500万円以上の富裕層夫婦は子供を1人しか産まない傾向にあります。

富裕層が子供を多く持たないのは年収とはあまり関係ないとされています。

年収を1500万を超えると例え専業主婦でも負担が重いという分析があります。

これは例えば高額な習い事をさせたりする必要があったり、夫が医者や弁護士など多忙な職種のためサポートをしているのではと言われています。

まとめ

富裕層を除く平均的な年収の夫婦において子供の数は年収によって左右されているようです。

やはり「子供を育てるにはお金がかかる」という認識は誰しも持っているのではないでしょうか。

現代では女性の初産の年齢も年々上がり年収とは関係なく子供の人数も変化しつつあります。

安心して子供が産める日本になっていくといいですね。