専業主婦、兼業主婦に関わらず、妻が全ての育児を行うことを「ワンオペ育児」と呼ばれています。
私のように夫が単身赴任で両親もいない、というのはわかりやすい例ですが、実際は夫がいて専業主婦でも日々家事や育児に追われ思いつめている方もとても多いと思います。
漠然と「もう無理!限界!」と爆発させてしまう前に、辛いと感じる原因を考え、対処法していきましょう。
目次
育児が辛いと考える5つの原因
①夫と平等ではないと感じるから
母親になると家で一人で子供と向き合う時間が増え、子供に起きるたくさんの事柄をほとんど母親がこなすことになります。
つまり母親は「今までの自分のやること+子供のこと」になるのに比べ、夫は「今まで通り」に感じ、不平等だと感じます。
②時間通りに行動できないから
子供と過ごすという事は想定外のことばかり起きます。
出かける瞬間に、トイレに行って出てこない。出先で会計を待っている間にいなくなりレジに並び直す。一人で行動する何倍も時間がかかります。
仕事をすると就業時間に遅刻するわけにはいかず、朝は特に大変な思いをします。
③十分な睡眠が取れないから
赤ちゃんの頃は授乳におむつ替えに2時間おきのお世話。一人で寝るようになっても、なかなか夜寝なかったり、寝ても夜泣きしたり。
朝までぐっすり眠れないので体力が回復しません。
④友達と会う、買い物に行くなど行動が制限されるから
小さな子供がいると気軽に友達と会えなくなります。
ミルク、離乳食、オムツ替え。子供はタイミングを待ってはくれません。
スーパーへの買い物にしても、飽きると泣かれたり商品に触ろうとしたり、子供に目が離せず、ゆっくり選ぶということは出来ません。
⑤同じことを何度も注意しなければならないから
「家に中を片付けたそばから子供たちが散らかしていく」「いくら言っても宿題をやらずにゲームをやる」毎日同じことを言い続けているのは本当に虚しくなってきます。
色々とルールを設定しても最近ではゲーム機でyou tubeが見れたり、オンライン授業用のipadでゲームをインストールされたりと子供たちもあらゆる手で対抗してきます。
対処法
それでは、以上の5つの「5つの辛いと感じる原因」のそれぞれの解決方法を説明していきたいと思います!
①休日に自由時間を作る
夫が休みで家にいる日に妻が一人で過ごす自由時間を作ることをお勧めします。
具体的には3時間から半日くらい。友達とお茶したり、買い物するのもいいですし、予定がない時は好きな本を買って、カフェで読むでも良いと思います。
自分が楽しいと思える時間を過ごすことで良い気分転換になります!
私は習い事をしています。裁縫やパン作り、ネイルやメイクレッスンなど、自分の教養が増えることで自由時間を満喫した気持ちになりますよ。
自分の時間を作ってもらうことで日頃妻の行っている見えない家事を夫にも理解してもらい、数時間体験してもらうことで不平等だと思う気持ちの軽減に繋がります。
②時間にゆとりを持って行動する
「もしかしたら子供が出がけにトイレに行くかもしれない」「レジに並ぼうとすると他に気を取られて時間がかかるかもしれない」その他にも予想以外の行動をとるかもしれない。と最初から考え、余裕のある時間を組みます。
予定を組み過ぎず「1日に1つこなせればいいや!」と最初から目標を低く設定しておけば「予定通りに行かずに辛い」と思う気持ちを持たずに済みます。
③子供の為に眠れないのは今だけと割り切る
子供の夜泣きで眠れない日が続くと「いつまで眠れないのだろう」と不安な気持ちになります。
私自身、長女は1歳まで2時間をこえて眠ったことがなく、ギリギリの精神状態だったと思います。
しかし1歳になり授乳をやめると嘘のように毎日8時間ぐっすり眠れるようになりました。
その経験から「大丈夫、夜泣きも今だけ」と思うことで夜泣きに付き合うこともそれほど苦ではなくなりました。
④子供と楽しめるイベントを作る
子供がいると「出来ないこと」ばかりに目がいきがちですが「子供がいないと出来ないこと」もたくさんあります。
遊園地や旅行はもちろんですが、子供とお菓子作りを計画したり粘土で工作をしたりとちょっとしたことでも十分楽しめます。
子供は大きくなると親よりも友達といる方が楽しくなっていきます。一緒に楽しめるのも今だけ!
子供の喜ぶ顔に「やってあげてよかった!」と育児を肯定する気持ちになれます。
⑤許す日を作る
子供に「片付けて!」と怒ったり「早く寝なさい!」と毎日促すのはとてもストレスになりますよね。
例えば「土曜日の午前中は散らかしても良い日」とか「金曜の夜は何時に寝てもいい日」など「許す日」を作りましょう。
最初は慣れずにソワソワしますが大丈夫です!
怒らない日を作ることで子供は伸び伸びできますし、許した自分自身が楽になります。
甘やかしではなく、怒りをコントロールする日だと割り切って、楽しんで過ごして下さい。
まとめ
「ワンオペ育児」で「辛い」と検索すると「夫に育児を手伝ってもらう方法」がよく出てきますよね。
しかし実際には私のように「そもそも夫に頼れない方」も多いのではないでしょうか。
「何が辛いのか」「どうしたら対処できるのか」分析することで客観的に自分を見て冷静になれると思います。
子供は必ず成長します!
無理せず、前向きに育児を継続する方法を見つけていきましょう。