9月25日にさいたまスーパーアリーナで行われた格闘技イベント「超RIZIN」で大きな事件が起きました。
試合前の花束贈呈式で、プレゼンターを務めた「ごぼうの党」代表の奥野卓志氏(48)がメイウェザーに花束を渡さずにリング上に投げ捨てたこと。
その後、奥野氏はスポーツ紙の取材に「非礼には非礼で返しただけ」と語ったが、ネット上は「日本の恥」「謝罪しろ」などと大炎上しています。
今回は「メイウェザーがマネーと呼ばれる理由は?最高年収はいくら?」についてまとめてみました。
目次
メイウェザーがマネーと呼ばれる理由は?
奥野氏は「非礼には非礼、無礼には無礼でやっただけ」とその意図を説明しました。
『東スポweb』が“花束投げ捨て”について奥野氏に直撃したところ、奥野氏はこう語ったといいます。
「話は2018年の大みそかにあった那須川天心とメイウェザーの試合にさかのぼる。
メイウェザーは試合1時間前にバンテージを巻き直せとか銀座で買い物したり、体重計に乗らなかったり、すごいなめたことした」
そして「ルールは譲歩してはいけないのに、主催者は『メイウェザー様、様』で何も言えない」と持論を展開。
また花束贈呈を奥野氏が行うと知ったメイウェザー選手が「記者会見を開いて、ごぼうの党の宣伝をしてやるから1000万円払え」と言ったと明かし、「対戦相手へのリスペクトがない」「メイウェザーに対し、誰も文句を言えない以上、やり返すじゃないが、非礼には非礼、無礼には無礼でやっただけ」とその意図を説明したといいます。
以前から「マネー」と呼ばれているメイウェザー、一体何故そう呼ばれているのでしょうか。
フロイド・メイウェザー(米国)は、プロボクシング5階級制覇王者で50戦全勝(27KO)の完璧な戦績を残して17年に引退した。
現役時代にはオスカー・デラホーヤ、サウル・アルバレス、マニー・パッキャオら、そうそうたる顔触れと数々の『スーパーファイト』を勝ち抜き、ファイトマネーとペイ・パー・ビュー(PPV)の売り上げの歩合を含めて総額8億ドル(約1000億円)以上を稼ぎ出したと言われる。
引用:日刊スポーツ
その後もスーパーファイトの主役として不敗を続けて、13年にはケーブルテレビのショータイムと6試合2億ドル(約200億円)の大型契約を締結しています。
15年5月の世界ウエルター級王座統一戦で、史上最多6階級制覇のWBO王者マニー・パッキャオを判定で下したWBAスーパー王者だったメイウェザーは、ファイトマネー1億2000万ドル(約144億円)に、PPVの歩合を加算した2億3000万ドル(約276億円)を手にした。当時のボクシング史上最高額の報酬でした。
この報酬額を上回ったのが、17年8月の総合格闘技のUFC2階級制覇王者コナー・マクレガー戦との現役最後の試合。メイウェザーは1億ドルのファイトマネーと、PPVの売り上げの歩合を換算して2億7500万ドル(約325億円)を稼いだと言われています。
引退後も、メイウェザーの『50戦不敗の5階級制覇王者』という威光は、衰えていません。
その金看板と知名度に、ボクシング界以外のプロモーターや格闘技団体などからオファーが相次ぎ、メイウェザーもボクシングルールを前提とした『エキシビション』でリングに上がり、稼ぎ続けています。
以下はあくまで本人の発言によるものだが、18年12月の那須川天心戦では、後に「139秒間に900万ドル(9億9000万円)を稼いだ」(英紙ザ・サン)と語っています。
21年6月の人気ユーチューバーのローガン・ポールとの一戦では、試合後に「これは合法的な銀行強盗だ」と語り、スポンサー収入3000万ドルを含む1億ドル(約110億円)を稼いだと主張しています。
22年5月にUAEで開催されたドン・ムーア戦では本人の発言はなかったが、コーチのジェラルド・タッカー氏がインスタグラムで「少なくとも1000万ドル(約13億円)を稼いだ」と明かしています。
今回の朝倉未来戦ではRIZINの榊原信行CEOが「前回は超えています」と説明。「2桁(億円)か」という問い掛けに「そうです」とうなずき、日本円で10億円を超えていることを認めています。
そうするとメイウェザーは引退後のエキシビション4試合だけで、すでに日本円で150億円近くの報酬をかせぎ出していることになります。
すでに45歳。ポール戦、ムーア戦を見る限り、往年のスピードやパンチの切れはありません。
それでも勝ち続けているのは、ボクシング技術の未熟な格闘技系の選手たちと、ボクシングルールのエキシビションという自らの土俵で戦い続けているからだと言われています。
こういった高額な戦いを続けることで「マネー」と呼ばれるようになりました。
メイウェザー、最高年収はいくら?
世界で最も稼ぐスポーツ選手の1位にも選ばれたことのあるメイウェザーの年収とはいったいいくらでしょうか。
メイウェザーの年収は、300億円。
サッカー選手などは年間を通じて何試合も行いますが、メイウェザーはたった1試合でその半分もの年収を稼いでいることになります。
1ラウンド3分で換算すると1ラウンド約12億稼いでいる計算になります。
今回奥野氏に花束を投げられるという行為を受けても冷静に拾い上げ日本に対する敬意を語ったことでメイウェザーに対する見方が変わった方も多いのではないでしょうか。
メイウェザーさん、せっかく「ダイヤ爆買いじゃあ!六本木で豪遊じゃあ!朝倉未来とか全然知らねーし、練習すらしてねー!」と成金ヒール役を演じていたのに、花束を叩きつけた品のないDQNジジイへの対応で、うっかり礼儀正しい紳士だということがバレてしまう…。
— りのこ (@ring6565) September 25, 2022
遅刻しようが舐めた態度を取ろうが一瞬の対応で格の違いを見せつけたメイウェザー#RIZIN38 pic.twitter.com/nzC108I7Sq
— ドナルドダックの左ジャブ@我社畜日々残業残業残業疲労困憊満身創痍戦意喪失 (@dona_jab) September 25, 2022
これからの活躍にも期待しています。
最近行われた試合で一番有名なのが『世紀の一戦』と称されたマニーパッキャオとのタイトルマッチです。なんとマニーパッキャオ戦でのファイトマネーは1試合で140億円。